こんにちは、はまゆう不動産です。クリスマスが終わるとあっという間に師走ムードが漂いますね。スーパーに参りますと、いつもより沢山の商品と、焼肉やすき焼きの大皿肉を見ると、なんだかわくわくします。
私たち家族は母と同居しているのですが、おせちとお雑煮作りはやはり気合が入るようであの豆が良いとか、あの味噌はあそこで買う等、こだわりを見せています。
さて、師走という事もあり地元の先輩と年末恒例の食事をしておりましたら、親戚の方が不動産売却をなさるそうで、インスペクションについて質問を受けました。
インスペクションを一言で申しますと、建物の専門家が、建物の構造耐力上主要な部分と、雨漏りを防止する部分を調査する制度です。
※媒介契約時には、私たち不動産業者は売主に説明の義務がございます。
海外ではよく導入されている制度で、日本でも、中古住宅の流通を促進しつつ買主様の不安を払拭する為に行う流れになったようです。
インスペクションといっても、企業が独自におこなっているものもございますが、
ここでは、宅地建物取引業としてのインスペクションとしてお話致します。
メリットは・・・
●買主様への安心感が生まれる
専門家が建物をチェックし報告書を作成するので、建物の様子が分かり、販売促進につながります。
●瑕疵担保保険に加入する事で、引き渡し後の安心感がある。
契約不適合責任という保証を、売主様に引き渡し後3ヶ月程負担頂く事が通例の為保証期間に何かあっても、保険に加入する事により出費を回避する事ができます。
その保険に加入する為には、インスペクションを受ける事が前提となります。
中古戸建の場合、これまでどういったメンテナンスの経緯があったか
車の様に車検があるわけではないので、千差万別です。
茅ヶ崎市や平塚市の場合、海が近くにあり塩の影響も考慮すると建物に優しい地域とは言い難いです。
そういう背景がある為、買主様が検討する場合インスペクション実施済みの建物は心強いアイテムの一つですよね。
デメリットは・・・
●費用がかかる
戸建てやマンション等にも違いはございますが
概ね5万円~といった所でしょうか。
●問題が発見された場合、修繕費用又は値引きが発生しやすい
築年数が経過しますと、どこかしら不具合は発生します。
軽微な箇所であれば問題ございませんが、先日茅ヶ崎市松林の中古戸建であったのが、建物の目地の劣化がある為、瑕疵担保保険への加入が出来ないというケースでした。
外壁の目地の打ち直しを行うには、足場を立てての作業になる為単体では行わず、外壁塗装と合わせての施工するのが通例ですので、今回は修繕を行わず、そのままの引き渡しとしました。
報告書があるメリットもありますが、問題個所も明確になる分、その修復費用は値引きしてほしいというお話になる事が多い為、もろ刃の剣でもあります。
以上の側面があるインスペクションですが、結論としては
ケースバイケースで利用するのが良いのではと考えております。
比較的新しい建物の場合は、深刻な問題を抱えている事はまれですし
逆に築年数がある程度経過している物件の場合は、建物の保証は免責という販売方法を選択することも可能です。※価格はその分低くなるデメリットはございます。
当社の場合は、売主様と協議を行い、売主様のご希望に寄与できる場合はインスペクションの実施を行うという立場をとっております。
不動産売却について、何かご不明な点がございましたらお気軽にご相談ください。
相談無料、秘密厳守にて承っております。