こんにちは、はまゆう不動産です。
ある程度築年数が経過した分譲マンションを販売する際に、購入者様より「今後の建て替えはあるのでしょうか。」とのご質問を頂戴する事がございます。
現状の区分所有法ですと、住民の5分の4以上の賛同を得る事が必要です。現在政府は建て替えを促進する為に、住民の賛同を4分の3に緩和する方向で検討しているようですが、一番の問題は金銭だと思います。
ある資料によりますと、今まで建て替えが行われたエリアは殆どが東京都内のそれも都心部のタワーマンションになり、建て替え前に比べて、総戸数が飛躍的に増加していることに原因にあります。
豊島区の物件では、25戸のマンションがなんと608戸のタワーマンションに建て替えが行われたそうです。増加率24倍となります。
戸数が増加する事により、建て替え費用を住民が負担するどころか、建て替えにより新たな資産を生み出すことになります。
その為には、①敷地面積があること ②容積率が高いエリアにあること ③マンション用地として人気があること
といった要件を満たす必要がございます。
茅ヶ崎や平塚エリアはどちらかというと、良好な住環境が多いエリアの為大型の物件が建築できるエリアは、駅前周辺等限られて参ります。
今後、建物がさらに古くなる為、法整備が進んでいくと思います。今ある課題を解決する事ができれば、建て替えが進んでいくと思いますが現時点ですぐ建て替えが進む状況ではないと、不動産売却の際にはお伝えしております。
現在は、建物の修繕工事の技術も飛躍的に向上し、築後50年の物件でも通常に売買が行われております。
湘南エリアでは人口も増加しており、古い物件でもリノベーションマンションとして需要がございます。一頃言われていた地方マンションの「負動産」化は、当エリアにおいては皆無ですのでご安心ください。
もしご所有不動産の売却のご予定があられる方は、価格査定を無料で承っておりますのでお気軽にご相談ください。