こんにちは、はまゆう不動産です。
10年に一度の大寒波が日本列島を襲っていますね。私もここ数日は股引をはいて寒さ対策をしています。もともとあまり寒いのが得意ではないので、厚着しているのが功を奏してか体調はすこぶる良いです。
さて、長期金利が上昇した事で、住宅ローンの変動金利も上昇するのではと、ご質問を頂くことがございます。本日は、変動金利について簡単にご説明致します。
住宅ローンの変動金利は短期プライムレートという銀行が短期(1年以内の想定)で優良企業に融資する金利を元にしています。したがって今回の長期金利とは全く別の基準金利です。
そして、ある調査会社の試算では、日本国内で変動金利の契約は約658万件あるそうです。もし、変動金利が1%上昇した場合、合計で約1兆円もの金利負担が契約者に押し寄せるそうで、とても現在の弱い経済状態では受け入れる事ができないであろうとの見立てでした。
変動金利の上昇は今後、政府の方針が実を結び、賃金上昇→需要増加→物価上昇というサイクルが回り始めた後議論されるだろうとの予測でした。なるほどですね。
また、変動金利には金利上昇リスクを回避する為①支払額の増額は5年に1度まで。②支払い金額の上昇は125%まで というルールがあります。つまり、毎月10万円の返済をしている方が、金利が上昇し支払い額が増加するのは、契約開始時から5年毎になります。そして1度に上昇する支払い幅は最大で125%までなので、一回の上昇で125,000円以上は上がらないという決まりがあります。
現実的に、125%も支払いが上昇するのは、世の中がかなり好景気になっていると思われますので、今すぐというのは現実的ではないと思います。
もう少し状況を静観し、場合によっては借り換えを検討するか、一部繰り上げ返済をして金利上昇リスクを回避する方法もございます。
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